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マクロとミクロ

マクロとミクロ

 

これらはとても身近でもあり、学術的でもあり、哲学的でもあります。

 

経済をマクロでとらえれば、国は皆が散財してくれれば経済発展する訳ですが、ミクロ(個人)で考えれば無駄使いはせず、蓄財をするのが良いというのは誰もが納得する教えです。

 

人の健康では、人がマクロで、ミクロは細胞であり栄養素です。

サプリの考え方はミクロの考えで、ビタミン○が足りないから補おうというという訳です。足りないものを補ってシーソーのバランスを取る考え方です。

一方、マクロビオテックという考え方は、文字通りマクロであり、人の身体も食物も全体の1つととらえ、偏らせず、常に全体的にバランスの良い食を取り入れようという考え方です。

 

西洋哲学は細分化し、細かくしたら最後に何かが見えてくるだろうという発想のミクロの考え方です。その結果、ナイフとフォークで分けて食べるという食べ方の発想にまで関係しているのでしょう。

東洋哲学は際限なく宇宙にまで大きく離れ、全てを1つとして捉えるマクロの考え方です。

お米1つ1つを箸でまとめて食べるという食べ方の発想が生まれます。

 

あらゆるものが、マクロとミクロの狭間で相対的な矛盾が生じている訳ですが、この混沌としたカオスこそが、世の中そのものであるとも言えます。

 

経済を考えるにも、人間関係を考えるにも、国際関係を考えるにも、マクロで考える人もいればミクロで考える人も居る。立場が変われば、マクロとミクロも反転するという事を理解していなければいけないと思います。