さて、今回はもう少し具体的に海外を活用した資産運用について
お話していきたいと思います。
最初にお伝えしておきたい事は、私自身は博打的な資産運用は絶対にしません。
「オイシイ話」ではありません。
基本的に私自身が行わない事をお客様へお薦めする事はありません。
ただし、もちろんお客様によって資産の大小・バランスが違いますので、コンサルティング内容は変わって来ます。その上で、「私の体験」を一般化してお話し致します。
私が今回マレーシアに行った理由の大きな1つに
「海外銀行口座の開設」があります。
非常に基本的な運用の方法ですので、お詳しい方は読み飛ばして下さい。
HSBC銀行(香港上海銀行)の開設をして来ました。
ロンドンに本社を置く、世界最大級の銀行です。
少し前はHSBCの日本支店があり、
プレミア口座のみ開設出来ましたが残念ながら今は撤退してしまい、
海外に行って開設するしか方法はありません。
海外銀行口座のメリットは、
1、 海外の金利を活用出来る
2、 海外のローンを組む事が出来る
3、 リスク分散
まず、海外の金利を活用する事についてですが、
今、日本はご存知の通り超低金利です。
1年定期で金利は精々0.03%ぐらいでしょうか。
仮に1,000万円現金を預けていても、1年後の金利益は3,000円です。
それでも日本の銀行に預けておく「意義」があれば良いですが現状、
日本の銀行の預けていても毎年発行する国債に回るだけであり、
大した意義も見いだせません。
HSBCマレーシアの1年定期金利は3.1%でした。
仮に1,000万円現金を預けておくと、1年後の金利益は31万円です。
同じお金を預けて置くだけで3,000円と31万円の差が生じる訳です。
ここで念の為「複利」という話をしたいと思います。
特に若い方で社会に出て貯金し始めた時には既に超低金利という方は
意外にご存知のない方が多いと思います。
非常に簡単な事で、前の例を引き継ぎますと、
金利で得た31万円を使わないでまた貯金に回すという事をした場合です。
略算すると1年後は1,031万円に3.1%がかかります。
2年後は1,062万円に3.1%がかかるという事です。
結論から。1,000万円を複利で3.1%で定期預金しておくと、、、
10年間で 13,570,207円 (1.3倍)
20年間で 18,415,054円 (1.8倍)
30年間で 24,989,614円 (2.4倍)
どうでしょうか?想像以上に増えると感じませんか?
ちなみに1,000万円を複利で0.03%で定期預金しておくと、、、
30年間で 10,090,378円 にしかなりません。
解りやすい用に1,000万円という大きな金額で例を出しましたが、
これは100万円でも何でも理屈は同じです。
ちょっと、待てよ。
随分とオイシイ話しになってるが、
金利が30年間もずっと同じ訳無いだろう?
為替も物価の変わるだろう?
その通りです。そんなに簡単に行けば、世の中皆富豪になっています。
世の中は常に動いています。
ただただ、為すがままに波に揺られるか、自分で泳いで見るかの違いでしょう。
世界の経済に身を寄せている。
株式という経済に身を寄せている。
このリアリティこそ、実は金利云々よりも大切な事では無いでしょうか?
そのリアリティに飛び込む好奇心こそ人生の醍醐味の源泉であると思います。
好奇心の反対語は無関心です。
豊かさの反対語は貧しさではありません。
愛情の反対語は憎しみではありません。
「無関心」です。
話が大きく逸脱した所で今日はこの辺で。
次回はもう少し海外口座の活用の仕方をお伝えしたいと思います。
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